人事総務業務を出来る限り数値化して、経営改善に取組む社会保険労務士事務所

昭島・多摩地区で就業規則の作成、社労士に労務相談をお考えならぜひお問い合わせください。
多くの企業で相談を受けて対処してきた実績があり、経営計画が達成できるようサポートいたします。

 

社労士事務所として考える「会社経営とは何か?」

社労士事務所として、「会社経営とは何か?」と言われると、「会社を倒産させないこと=会社をつぶさないこと」と単純に答えます。もう一歩踏み込んだ言い方をすると、「会社の資金・お金が無くならないこと」とも言えます。会社の資金・お金があれば永久に続けられるからです。それでは、どうしたら会社の資金・お金を増やすことが出来るでしょうか。

 

ひとつの答えは、「会社を成長させること」です。つまり会社の黒字経営です。しかし中小企業の70~80%の会社が赤字経営で苦しんでいると言われています。ですが、不思議なことに赤字経営でありながら、倒産しない中小企業が多くあるのも事実です。赤字経営でも倒産しない理由は、
① 経営者自身が、会社の資金を捻出している・賄っている  ⇒  いつまで続けることが出来るのか・・・
② 銀行から資金を借りている  ⇒  いつかは返済しないといけませんよね・・・
③ そもそも赤字経営の金額が少ない  ⇒  未来永劫赤字でいい訳ありませんね
などではないでしょうか。

この①・②・③の状態が破綻してしまうと会社は倒産の憂き目にあうのではないでしょうか、倒産リスクが飛躍的に高まります。これを解消しようとすると、やはり黒字経営に話は戻ります。その黒字経営になると、収入よりも支出が下回るため、資金繰りを間違えない前提で、会社が倒産する懸念は少なくなります。しかし、黒字経営に立て直すのは並大抵ではありません。ですが会社を続けていく以上、避けては通れない道です。そして黒字経営に満足することなく会社の成長・投資を通じて会社規模拡大を図り、さらなる黒字経営体質を作り上げなければいけません。その理由は、経営者や従業員の生活レベル向上のためでもあり、会社存続のためでもあります。それが、経営を続けるための基本原則ではないでしょうか。この点は、社労士として皆様をお手伝いしないといけないテーマとなります。


社労士事務所として考える経営者の立場とは?

経営者は自分の判断を他人のせいに出来ない唯一の立場にいます。なぜなら、経営者には、経営判断を委ねる相手がいません。そのため会社業績は、個別案件の経営判断の繰り返しで積み重ねられていくため、経営者の業績責任は非常に重いものになります。経営者の孤独感、プレッシャーなどの重圧の正体は、このようなところにあるのではないかと考えます。社労士事務所としては、経営判断をする上での経営情報を的確に届けることを心掛けております。

 

経営者の立場から会社経営を継続させようとするには、現状抱えている経営課題をひとつひとつ解消しながら、成功ノウハウを築き上げるほかありません。社労士事務所としてサポートしなければいけない重要なポイントです。当然、経営課題が解消されないと業績が上向くことはないでしょう。ではその経営課題の解消方法はどのようにしたらよいのでしょうか?

経営課題を解消し、会社経営の継続・業績を上向かせることが出来るようにするには、論理的な理由・社内の情報を使った数値基準など社内の状況を見極められるデータを使用しながら経営課題と向き合う必要があります。つまりこのデータを見ると誰でも理解・納得できるようにすることです。そうすれば経営課題に取り組むときに、同じ方向を向いて対応するため早く解決出来るようになるからです。社労士事務所として「月次レポート」という形でご提供させていただいております。
それとは逆に経営課題の発見や解消手段を、経験や勘だけでうまく的中させるのは困難です。その経験や勘は他人からは理解しにくく、また経験や勘が正しいかどうか説明が出来ないなどの理由から避けるべきです。会社が思いもしない方向に進んでしまうかもしれません。社労士事務所としても気を付けているポイントです。

経営者の立場としては会社を倒産させるような判断ミスをしたくありません。そのために必要なポイントは、『最新の良質な情報』を経営者の手元に集めることです。正しい情報が手元にあれば正しい経営判断を下すことが出来ますが、誤った情報しか手元になかったり、そもそも情報がなかったりするとどんな優秀な経営者であっても経営判断を間違えてしまいます。そうならないために、社労士事務所のような専門家の存在意義がございます。


社労士事務所として考える経営情報の重要性

会社には、「ヒト」・「モノ」・「カネ」の3つの経営資源があると言われています(「情報」を加えて4つという場合もあります)。今回その4つ目の「情報」に注目します。

 

 


先程、経営課題解決のために、「最新の良質な情報」を経営者に届けて経営判断をしてもらいましょう、といいましたが当の経営者には届いているのでしょうか?

 


 

 

◆ 経理・財務部門の行っている業務について

 

◆ 経理・財務部門の管理職・実務担当者が、それぞれに必要だと思うスキルは

 

いくつか資料を見てみましたが、ここから浮かび上がってくる姿は、経理・財務部門では日常業務に手を取られてしまい、経営者への情報提供・サポートが出来ていない状況です。そのため仕方なく、経営者自身で会社がどうなっているのか調べて現状を把握しようとしているわけです。本来管理部門は、「企業活動を裏で支える部門で、会社の縁の下の力持ち」の印象がある通り、企業活動の土台を支えなければいけません。社労士としても企業活動を支える必要がございます。しかしこの状態の管理部門ではきちっと機能しておらず企業活動に支障が生じています。つまり、経営者の時間を奪い取ってしまい、本来行いたいであろう現場活動・営業活動などに注力できず、影響が出ています。また業務自体が高度化しており、管理職含む部門スタッフのスキルが追い付いていないとも言えるでしょう。経営幹部と管理部門の隙間を埋めるべく社労士事務所がお手伝いしております。

◆ 今後重要になると思う人事業務は?

 

◆ 強化・増員傾向にある機能は?

◆ 人事部門の役割については?

 

◆ 人事業務改革の優先順位について、今後の人事業務改革は?

◆ その他の人事業務改革については?

 

いくつか資料を見てみましたが、これから見えてくる内容は、人事・総務部門でも日常業務に手を取られてしまい、人事戦略・人事企画が定まっていないことから経営幹部へのサポートが出来ていない状況ではないでしょうか。社労士事務所としては、見過ごすことが出来ないテーマです。経営幹部と管理部門(人事総務部門)の隙間を埋めるべく社労士事務所・TS人事労務オフィスがお手伝いしております。

 

管理部門(経理・財務、人事・総務など)は専門業務でもあるため、それなりの知識が必要です。経営者がその知識を持ち合わせているのは稀なケースなので、なかなか会社の状況を整理しきれていないのではないでしょうか。いま専門知識を持っている人を採用しようとすると、それなりの給与を提示しなければならないため、ハードルが高くなり難しい現実があります。そのようなときには、外部の専門家の手を借りるのもひとつの方法です。特に人事・総務などの人材に関する業務では、社労士事務所・TS人事労務オフィスも選択肢のひとつではないでしょうか。


社労士事務所・TS人事労務オフィスとの取引メリット

 

◇ ムダな時間の削減

現在便利な世の中です、仕事でわからないことがあっても、インターネットで調べることが出来ます。だから「わざわざ費用をかけて社労士に相談する必要はない」と感じる方もいるでしょう。しかし企業で起こる課題は様々あって、求めていた答えがWebサイトで探し出せることが出来るかわかりません。
書籍・雑誌でも一緒です。時間が経過した古い書籍だと、書かれている内容が今の法令となっているか確認する時間や手間も大きなコストです。社労士に相談すれば、そのコストはかかりません。

◇ 経営者・人事労務責任者・担当者の安心・信頼

労働法や社会保険など法令に書かれている内容は、とてもわかりづらいです。さらにその法令が年々改正されるため、人事・労務関係者などは勉強が欠かせません。それでも自社のケースに当てはめてみると、判断に困ることが当然ながら起こります。そんなとき社労士に相談・確認が出来ると、経営者・人事労務責任者も安心出来るのではないでしょうか。可能なら顧問契約を結び、いつでも相談できる社労士がいる環境が最も望ましいです。

◇ わかりやすい説明

さきほど、『労働法や社会保険など法令に書かれている内容は、とてもわかりづらいです。』といいましたが、これは法律用語・専門用語で書かれているのが原因です。社労士事務所のTS人事労務オフィスでは出来る限り、諸法令をわかりやすい言葉で説明いたします。
わかりやすい言葉で説明すると、受け取る側の理解も進み、お互いの意思の疎通がしやすく、仕事も円滑に進められるので、重要なポイントです。

◇ 労務管理のノウハウ

社労士事務所としてわかりやすい言葉で説明するので、労務管理についての知識を吸収することが出来ます。そうすれば、御社の労務管理の基盤を構築することが出来ます。昭島・多摩地区で就業規則の作成に対応し加えて、多くの企業で相談を受けてきて対処してきたTS人事労務オフィスでは、多くの独自ノウハウを持っています。そのノウハウを御社の場面場面で提案しますので、効率的に業務を進められたり、トラブル防止に繋がることも出来ます。

◇ 経験豊富

多くの相談を受けて対応した経験、そこから得られた知識はとても貴重で、ノウハウとなっています。またTS人事労務オフィスでは、顧問契約先へ月次レポートを作成しており、内容は人事関係となっております。レポート実績が芳しくないとき、間違った方向に進みそうなときには、厳しい指摘を言わなければいけない場面も出てくるかもしれません。

 

 

◇ 経理業務も経験豊富

経理で一番大事なポイントは、「会社の活動を数字で表すこと」です。つまり毎月・四半期・半年・年度ごとに会社の業績について根拠を持った数字で表現することになります。「今、会社で何が起こっているのか」、「今、どのくらい儲かっているのか?」という事実を把握できる『最新の良質な情報』です。これを正確に計算するのが大事ですが、これが意外と難しいものです。労務管理のノウハウと同様、経理にも管理するためのノウハウ・ちょっとしたコツがあります。これも目に見える形の月次レポートで経営者に報告でき、管理部門のスタッフにも説明するので、知識・ノウハウを吸収してもらえます。

◇ 企業体力・企業業績への影響も考慮

社労士事務所のTS人事労務オフィスでは、企業業績・これまでの活動実績など場合によっては資金繰りも実情に照らし合わせながら、サポートさせていただくべきと考えております。つまり社労士・専門家として、企業の人事・総務/労務の部署と一緒に仕事をしていく上で、人事・総務/労務のことだけ考えながらではなく、企業全体も考慮しながら行います。例えば、ある制度を見直した結果、企業業績が急速に悪化してしまったというのでは本末転倒です。サポートさせていただく上で、企業が持続的に発展することが最終目標なので、それに沿わない案件はすべきではない、又は時期を考える必要があります。社労士・専門家として、労働・職場環境の改善・より良い人事施策を通じて、企業業績が好転する/好転できるようなサポートがTS人事労務オフィスの役割です。

 

 


社労士事務所としてお客様とのお約束

TS人事労務オフィスでは、下記に記載している管理部門の人事・総務・経理(税務申告は除く)・経営企画でしなければいけない基本業務は網羅しています。つまり、お客様との約束の上で、この一部またはすべての業務をサポートさせて頂きます。

毎月確認事項をチェックした上で、顧問契約先へ月次レポートを作成しており、内容は人事関係が中心となっております。少なくとも人事・総務については経営者に月次レポートという形で情報提供を行い、経営判断に役立てていただいております。

 


 

それだけでは足りないと申し出があれば、要請に応じて、経理・財務での業績レポートも作成いたします。経理(・経営企画)も経営者に月次レポートを提供し、経営判断に役立てていただいております。どちらも顧問先より好評をいただいております。

それらに加えて、人事総務業務で取り扱う人の入退社での役所手続きはもちろんですが、社内業務の効率化や費用削減そして人事関係の課題を出来る限り数値化し、期初に立てた経営計画が達成できるように経営改善に取組んでいる社労士事務所です。
                                     (詳しくは業務内容をご参照)







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社労士事務所が考える管理部門の役割とは?

そもそも管理部門とは、会社内部を管理する部門です。管理部門といっても在り方は会社ごとに変わります。
また管理部門の他に、「バックオフィス」や「間接部門」などと呼ばれています。「バックオフィス」は、管理部門が会社組織を管理する業務である点に照らして、「顧客と顔を合わせることがない業務」という意味で用いられます。「間接部門」は、会社の売上げに間接的に貢献するから「間接部門」とも呼ばれます。
具体的に管理部門とは、人事・総務・法務・経理・経営企画・広報・情報システム・内部統制など企業活動を裏で支える部門で、会社の縁の下の力持ちの印象をお持ちの方が多いのではないでしょうか。それでは具体的にどのような仕事をしているのかひとつずつ見ていきましょう。


社労士事務所が考える管理部門の業務(仕事内容)は?

1. 人事
2. 総務
3. 法務
4. 経理
5. 経営企画
6. 広報
7. 情報システム
8. 内部統制
この8つの業務について見ていきます。


社労士事務所が考える管理部門の業務 1.人事

人事部門は、企業経営において最も重要な要素である【ヒト=人材】に関する業務を担当します。

 

具体的には、
(1) 新卒・中途・幹部などの採用活動
(2) 人事異動
(3) 従業員を対象とした教育訓練・スキルアップ研修、ハラスメント防止のマナー研修
(4) 人事システムの構築・見直し
(5) 人事評価制度と賃金制度の構築・見直しなどの賃金労務管理
(6) 勤怠管理・社会保険手続などの給与計算
(7) 健康診断などの安全衛生管理
(8) 福利厚生業務
などがあります。

人事の仕事は、企業にとって大切な経営資源である「ヒト=人材」を最大限活用することです。言いかえると、ヒトの「募集・採用から退職」まで、「従業員に関する業務」を幅広く行っています。そして従業員が能力を発揮できる職場環境を整備して、生産性向上や企業業績拡大に貢献しながら経営基盤のさらなる安定を図ることが役割といえるでしょう。管理や手続業務が多く、裏方業務を担います。ですがヒトに関する仕事のため、経営的な視点が要求されます。


社労士事務所が考える管理部門の業務 2.総務

総務部門は、会社内部の事務や他の部門で担当できない業務全般を担当します。総務は会社内部の「便利屋」とも言えます。

 

具体的には、
(1) 事務機器・備品の管理・発注
(2) 事務所等の施設管理
(3) 社内文書の管理
(4) 株主総会の企画・運営
(5) 社内行事の企画
(6) 代表電話・来客対応
などがあります。

総務の仕事は他の管理部門と重複する内容が多く、広範囲にわたります。企業によっては人事や労務関連の業務を兼任するケースも少なくありません。管理部門の中でもサポート的な要素が強いのが特徴です。


社労士事務所が考える管理部門の業務 3.法務

法務部門は、企業活動に伴う法律等の事務の取り纏め、法的な問題への対応を業務内容とします。

具体的には、
(1) 企業活動に伴う契約などの締結
(2) 株主総会への対応
(3) 取締役会の企画・運営
(4) コンプライアンス対応・相談窓口設置
(5) 紛争・訴訟対応
などがあります。

法務とは、企業などの組織で法律業務を担います。契約書を作成したり、特許や著作権を管理したり、法律違反しないようトラブルを予防したり、消費者やクライアント企業とのトラブルを仲介したりと、あらゆる法律関係の業務を担当します。近年では「コンプライアンス(法令遵守)」が呼びかけられるようになり、法律・企業倫理を守る意義に注目が集まっています。多くの会社ではコンプライアンスの体制作りが行われており、研修や社内ルールの明文化なども行っています。コンプライアンスの業務を通して社内の秩序を守ることも、法務の大切な仕事といえるでしょう。


社労士事務所が考える管理部門の業務 4.経理・財務

経理・財務部門は、企業のお金の管理に関する業務・決算書の作成を担当します。

 

具体的には、
(1) 日常の入出金管理
(2) 伝票起票から決算書を作成して帳簿管理・保管
(3) 必要に応じて金融情報収集を行い、資金調達の実施
などがあります。

経理の役割は、「企業活動を数値化した上で管理をして、経営者に情報を提供すること」です。経営者が経営方針・経営計画など企業活動の方向性を決める上で重要な役割を担っています。経営に関わる重要な書類を作成したり、お金の処理をしたり、経理は企業において重要な仕事といえるでしょう。

財務の役割は、「現在・未来のお金」を管理する業務です。企業の経営状況・資金管理などによって仕事内容や緊急度は大きく変化します。例えば、資金不足に陥りそうな企業であれば最優先で、金融機関から融資を受けられるように経営計画・資金計画を作成し、資金確保に動かなければいけません。会社の現状と将来の財務状況をチェックしながら、臨機応変に対応しなければいけない重要なポジションなのです。


社労士事務所が考える管理部門の業務 5.経営企画

経営企画部門は、経営戦略の立案・実施、各種調査・分析、経営会議の運営を担当します。

 

具体的には、
(1) 長期・中期・短期の予算編成
(2) ビジネスモデルの再構築
(3) M&A対応
(4) 市場調査・競合他社などを基に各種データ分析を実施して経営戦略を立案する
などがあります。

経営企画とは、社長の右腕として経営の企画=舵取りをする業務です。経営方針や経営戦略について社長や役員などの経営幹部に対して提案を行い、それを実行していきます。つまり、会社の未来を左右する仕事といえます。それに伴い責任も重い部署になります。


社労士事務所が考える管理部門の業務 6.広報

広報部門は、企業や行政、各種団体の活動内容や商品などの情報発信を行います。

 

具体的には、
(1) 社外に対して消費者やマスコミに向けた新製品の情報発信
(2) 社内に対して社内報の作成・交付
(3) 投資家に向けた情報発信
などがあります。

広報の役割は、各ステークホルダーに対してそれぞれ適切な方法でコミュニケーションを取る仕事です。広報活動は会社によって目的が異なり、必要なコミュニケーションも変化します。その上で重要なことは、企業の課題や経営者の目指す姿を理解し会社に寄り添った広報活動を行うことです。


社労士事務所が考える管理部門の業務 7.情報システム

情報システム部門は、企業にとって必要な情報の収集・蓄積・処理・活用に係わる仕組み作りを担当します。

 

具体的には、
(1) IT戦略の策定
(2) 社内システムの企画立案・構築・運用・保全の実施
(3) 社内に対してITに関するサポート
などがあります。

情報システム部門は、業務にITが多く活用されている現代では必要不可欠な存在です。人事や経理、顧客管理、販売管理など、社内の基幹システムで多く利用されています。企業の経営方針や経営活動に沿ってIT戦略を策定し、システム企画に落とし込むことで、業務の効率化を図り、企業の業績向上に貢献することが役割となります。


社労士事務所が考える管理部門の業務 8.内部統制

内部統制部門は、企業の3つの目的である①企業の有効性と効率性、②財務報告の信頼性、③関係法規の遵守を達成することを合理的に保証することを意図したプロセスです。専門的な言い方のため、分かりにくいかもしれません。企業が事業活動を継続するために、従業員が順守すべきルールや制度を構築・運用・評価できる体制作りを言います。

具体的には、
(1) 組織の整備
(2) 規程・業務マニュアルの整備
(3) 従業員教育システムの構築
(4) 内部統制についての相談先などについて、「実現可能性が担保できるシステム」を作り、「ルール通り確実に運用し、評価・改善できる体制」を整備する
などがあります。

特に業務をする上で、
・ 統制環境
・ リスクの評価と対応
・ 統制活動
・ 情報と伝達
・ モニタリング
・ ITへの対応
の6つの要素が重要であるとされています。

 

「法律上の要請」としての内部統制が、義務付けられている多くの会社がございます。会社法上の大会社(資本金が5億円以上または、負債合計が200億円以上の会社)と上場会社(有価証券報告書の提出義務のある会社)の2通りがあります。

内部統制報告制度があり、金融商品取引法により、上場企業および関連会社には内部統制報告書を提出することが求められています。企業は毎年度有価証券報告書を提出しますが、その報告書内に虚偽や誤りがないことを外部に報告するための制度として内部統制報告制度は運用されています。つまり、有価証券報告書に含まれる財務報告に関わる内部統制が、企業において構築・機能しているかどうか、企業の経営者自身が評価して報告するものが内部統制報告書です。内部統制報告書は、有価証券報告書に添付し、年に1度、金融庁に提出します。

財務報告における内部統制への評価が求められる内部統制報告書において、業務におけるリスクの把握、またリスクに対する統制(コントロール)を見つけるためツールとして
●フローチャート
●業務記述書
●リスクコントロールマトリックス
が挙げられます。一般的に内部統制の3点セットと呼ばれています。

日々業務効率を改善しながらも、法令を遵守するプロセスを構築するには、各目的の重要度を見比べ、企業の置かれた環境や事業状況に応じて判断を行う必要があります。内部統制の目的を達成する必要性から、企業の経営幹部は、内部統制の基本的要素が漏れなく組み込まれた、理想的なプロセスを整備することを求められます。それぞれの目的を達成できるプロセスが、相互に補完し合い相乗効果を生み出しながらすべての目的を達成する姿が理想的です。


社労士事務所が考える管理部門の業務 : 管理部門に求められている役割とは?

まず管理部門の役割は、会社の規模で異なります。ここでは、大企業・中小企業の管理部門の役割について触れておきます。

 

● 大企業の管理部門は、フロントオフィスを支えるために専門化・分業化されています。役割は、組織間の連携・効率化・共有資産価値の増大・専門機能の価値向上などがあります。管理部門の設置は、大企業の成長になくてはならない存在です。ですが管理部門の拡大は、直接的な利益とはならない一方で、コスト負担を大きくし利益を圧迫する要因になります。

● 中小企業の管理部門は、大企業と異なりコスト面の制約が大きい傾向があります。そのため、1名~数名で『人事・総務・法務・経理・・・』など対応しなければならないケースが多いです。それでもコスト削減も兼ねて、社長自ら管理部門の業務を担当しているケースも珍しくありません。人員配置が出来ないため、事務的な作業をこなすようになり、日々の業務に忙殺されている現状のようです。役割としては、企業の成長や従業員がより働きやすい職場環境作りを提供するのがポイントですが、本来大企業・中小企業の違いはありません。

一昔前の管理部門は、『固い・保守的・融通が利かない=守り』という印象が強かったと思います。それは大企業も中小企業も同じでした。また間接部門という言葉から「利益を生まない仕事」という考えが長く根付いていました。一昔前の『固い・保守的・融通が利かない=守り』では、決められた約束事を決められた通りにするイメージが強かったため、そのようなものが今も残っているのだと思います。

 

少子高齢化、低成長時代の現在において、多様化する社会・グローバル化するビジネス・情報通信技術の進展・ソーシャルネットワークの普及・個人の働き方(働き方改革)など、変化の速い時代になっています。年功序列・終身雇用が崩れている現在では、一昔前の仕事のやり方では時代に合わなくなってきました。
それぞれの業務に高い次元での専門性が要求されるようになり、またコンプライアンス・ガバナンスなどの要求も強く・高くなってきています。しかし、従来の定例化している業務はなくなるものではないため、デジタル化などを駆使し業務効率化を図りつつ、コスト削減の達成が新しい役割に加わっております。そして、効率化できた時間で、収益を上げる攻めの提案も出来るようになるのではないでしょうか。管理部門でも、自ら新しい技術やノウハウを積極的に活用して、業務改善を図りつつ利益への貢献が、『守り』のイメージから『攻め』のイメージに変え、企業の発展に貢献できる部門になっていくといえると思います。

 


昭島で就業規則の作成をご検討中の方はTS人事労務オフィスへ!

昭島で就業規則の作成をご検討中の方は、社労士が在籍するTS人事労務オフィスにご相談ください。
就業規則の作成・変更はもちろん、人事制度・賃金制度などの規則制定・改変、職場のトラブル、助成金に関する相談に対応いたします。人事や労務関連で疑問に思うことも多いと思います。
経営者・人事労務責任者が自分で調べて疑問を解消しようと思ったら、時間が足りず本業に影響を及ぼすことが考えられます。TS人事労務オフィスでは、単に業務上の問題だけでなく、日々の企業経営に対する助言やアドバイスも行います。昭島市を中心とした多摩地区で就業規則の作成や労務相談でしたら、お気軽にお問い合わせください。



昭島・多摩地区で就業規則の作成をお考えならTS人事労務オフィスへ!

 事務所名
TS人事労務オフィス

 住所
〒196-0004 東京都昭島市緑町1丁目17-26

 TEL
070-4422-1875

 URL
http://tsjinjiroumuoffice.com/

 対応エリア
東京都・神奈川県・埼玉県・山梨県の各都県、特に昭島市を中心に多摩地区にて活動中